アトピーって?
今から30年前・・・まだ「アトピー」と言う言葉も使われていなかった頃・・・・これは体質ですね!と、お医者様に言われました。「で、結局どうなの?」何もわからないまま抗ヒスタミン剤を渡されて帰って来ました。
それ以来、肌に良いものを探し続け、成分のことや、免疫学のこと、細胞矯正学、予防医学、正常分子栄養学、栄養素学などを学ぶことになりました。
医者様の治療法もそれぞれによって全く異なったりしている中で、何を信じれば良いのか・・・・・・それを判断できるような知識を身につけなければ・・・と思いました。そして、今アトピーで悩んでらっしゃる方々にそれをひとつの情報として提供できたら・・・と、思っております。
アトピーは「不可思議な?」「奇妙な」と言う意味で、結局は解明されていないのが現状です。原因がわからないものに対する治療は難しく、ある程度の症状を抑えることしか方法がないのも仕方のないことです。出てしまった症状は抑えるしか方法はありませんが、できることなら元から断って、症状を出ないようにするのが一番です。それは、根治療法と言って、食生活改善が必要です。そんなことがわかるようになったのも、ここ10年ぐらいなのですが・・・。
花粉症は?
花粉症もアトピーも喘息も・・・みんな結局は免疫疾患のようです。アトピーを無理に抑えると喘息が出たり、喘息を無理に抑えるとアトピーとして出たり・・・どれかを無理に抑えようとすると、次々ちがう症状が出てしまい、これをアレルギーのマーチと言うそうです。
そう言えば、私も自分では喘息だなんて思っていませんでしたけど、冷たい空気のときに走ると、しばらく咳が止まらなくなります。高校の体育の時間に最初に体育館5周・・・なんて走ったら、その授業が終わるまで咳が止まらなかったり・・・・新幹線に乗り遅れそう!と思って走ってやっと間に合った!!と思ったら、東京に着くまで咳が止まらず、二度と駆け込み乗車は止めることにしましたっけ!!
いずれにしても、症状がひどい場合は、お医者様に見て頂いてクスリの処方も必要ですが、ステロイド剤や副腎皮質ホルモン関係の薬にだけは気をつけたいもの!!薬も必要な場合がありますが、使用する場合は、きっちり処方通りに使用して、できるだけ短期間で薬を使わなくて済むようになるのが理想です。
そして、対症療法と言われる、今出ている症状を抑えることだけでなく、根治療法と言われる、その症状そのものが出ない状態にするための治療と両方並行して行うのがベストだと思います。
改善するには?
アトピーに関しては、皮膚のカユミが抑えられるとまず良いと思うのですが、アトピーの人の皮膚はアトピックスキンと言って、皮脂分の分泌が少ないため、皮膚が剥き出し状態になってしまうので、さまざまな刺激によってカユミが出たり赤くなったりします。
自分の汗も皮膚にとってはアルカリ状態となり良くないので、まず皮膚は弱酸性の状態に保つことを心がけることが大切です。また、衣類に残留した合成洗剤の成分によって炎症を起こすこともありますので、洗剤は、オーガニック洗剤などを選ぶと良いでしょう。
また、皮膚の乾燥が続くときは、植物性のオイル(スクワランは元々皮脂にも含まれている成分ですのでイチオシです)をつけるだけで、保護膜の役割を担ってくれます。顔にオイルをつける時には、酸化しやすいオイルですとシミの原因になりますので、スクワランのように酸化しにくいものが安心です。
また、体を洗うときに石鹸を使用すると、皮膚が剥き出し状態になってしまうので、あまりお薦めはできません。石鹸で洗った場合は、保湿効果のあるもので補ってくださいネ!
以上、体を洗うもの、衣類(特に肌着)の洗剤、保湿成分を補うもの・・・この3点を良いものに替えたり、気をつけることで、カユミや赤みの症状の出かたがずいぶん少なくなると思います。ただし、これで、症状が出なくなったと思われても、それは決してアトピーやアレルギーが治ったのではなく、症状が出なくなったに過ぎないことをご理解ください。
それで、症状が出なくなればとりあえずは良いと思いますが、根本からアレルギー体質を改善されたい場合は、栄養素療法をお薦めします。
健康欄に詳しく書きますが、人間の体は水と食べ物で作られています。つまり、体を作る成分、あるいは素材がそろっていなければ、まともな体は作られないということです。質の良い水と、体に必ず必要で合成も保存することもできない必須栄養素(アミノ酸8種、ビタミン18種、ミネラル20種以上)を毎日、必ず摂取することが健康な体をつくる基本でもあり、免疫力を高めることにも繋がります。
もし、今偏った食生活をしていたら、必須栄養素をきちんと摂取できるように食べ物の種類を増やすなり、不足分は栄養補助食品などに頼るのもひとつの方法かと思いますが、その場合は、できるだけ抽出した単体で摂取するのではなく、いろいろな栄養素が入っている自然の食品で摂るのが望ましいです。つまり、ビタミンCを摂取するなら、ビタミンCの錠剤を飲んだりするよりも、イチゴやキューイ、レモンを食べた方がず〜っと良い!と言うことです。
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