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何故弱酸性が良いのか?

何故弱酸性が良いのか? | アトピーって? | 健康維持

何故弱酸性が良いのか?

こちらの図をご覧ください!
PH(ペーハー)は、小学校の頃、リトマス試験紙青がアルカリ、赤が酸性と調べた記憶があるかと思いますが、それを1〜14の数値で示したものです。
化学的にはが中性ですが、私たちの肌や髪は、元々PH5.5ぐらいの弱酸性なのです。(多少の個人差はあります。)

収れん作用

例えば、アルカリの液に髪の毛をいれるとどうなるか・・・・と言う実験をするとします。苛性ソーダの液に、卵の黄身などを入れるとよくわかりますが、膨潤作用と言って、膨れ上がる作用があります。中の体積は変らないのに、膨潤作用が起きますとそれは表面がシワシワになってしまいます。

また、逆に酸性の液に漬けるとどうなるか・・・これは収れん作用と言って、引き締まる働きがありますが、これも度が過ぎると組織を破壊してしまいます。硫酸を皮膚にかけたりすると火傷状態になります。

それでは、皮膚や髪のとってはどのような状態が良いでしょうか? 膨れてしまっては、シワシワになってしまいますが、適度な収れん作用は、皮膚や髪のキューティクルを引き締めますので、中の栄養分や、水分が出にくくなります。

つまり、適度な収れん作用=弱酸性が皮膚や髪の毛には望ましい状態と言えるでしょう。

殺菌作用

私たちの皮膚は、常にいろいろなモノに触っていますので、顕微鏡で見ると雑菌だらけです。でも、皮膚の炎症が起きないのは何故でしょう?

それは、皮膚のペーハーバランスが弱酸性に保たれているからなのです。雑菌は、アルカリの状態に傾いているときに繁殖しやすいのです。夏に、革靴を履いてらっしゃる男性に水虫が出たりするのは、汗によって、ペーハーバランスが崩れ、アルカリに傾いた状態となり、そこで水虫が繁殖してしまう・・・と言うことが起こっているのです。(もちろん、それだけとは言えませんが)

つまり、皮膚を健康な弱酸性の状態にすると言うことは、雑菌の繁殖を防ぎます。石鹸など、アルカリのもので洗ったり、アルカリのパーマをかけたあとや汗をかいたあとなどは、なるべく早く弱酸性の状態に戻してあげることが炎症を防ぐことにつながります。

排泄作用

まずは、こちらの図をご覧下さい!

健康な人の血液は、ペーハー7.2〜7.4の弱アルカリで、皮膚はペーハー5.5前後。この間のペーハーはどうなっているかと言うと、弱アルカリから徐々に弱酸性になっています。

これは、老廃物がアルカリから酸に向かって流れる仕組みになっているようです。つまり、私たちの体は、健康であれば、血液中の老廃物は,自然と体外へ出るようになっているのです。

そのときに、皮膚の表面にアルカリのものをつけたとするとどうでしょう?せっかく出てきた老廃物が、そこに留まってしまいそうな気がしませんか? ニキビ・吹き出物はこの辺も関連があるような気がします。

いずれにしても、肌を弱酸性に保つことは大切だと言うことはおわかり頂けたと思います。石鹸など、アルカリのもので洗ったりした場合は、充分すすいでくださいネ!

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